薬の疑問 副作用

【薬の疑問】薬を飲むと眠くなるワケ

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薬を飲むと眠くなってしまう理由を簡単に解説します。

薬を飲むと眠くなる理由は?

薬を飲むと眠くなってしまう理由は、薬の副作用が生じているからです。

薬の中には、副作用で眠気を引き起こすものがあります。

市販薬の中に、その成分が入っていると眠気を引き起こす可能性があります

 

眠気を引き起こす成分は?

眠気を引き起こす可能性のある成分を以下の表にまとめました。

こちらの成分が含まれるものは、眠気を引き起こす可能性があります。

 薬の種類 眠気の原因となる成分
解熱鎮痛薬 アリルイソプロピル尿素、ブロモバレリル尿素
風邪薬
(抗ヒスタミン成分)
クロルフェニラミンマレイン酸塩、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、トリプロリジン塩酸塩水和物、マレイン酸カルビノキサミン、クレマスチンフマル酸塩、メキタジン
風邪薬、咳止め コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩
鼻炎薬
(抗ヒスタミン成分)
クロルフェニラミンマレイン酸塩、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩、マレイン酸カルビノキサミン、クレマスチンフマル酸塩
フェキソフェナジン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩、セチリジン塩酸塩、エバスチン、アゼラスチン塩酸塩、メキタジン、ケトチフェンフマル酸塩

なぜ眠気が現れるのか?

眠気が現れるのは、薬の作用機序に関わります。

〇〇尿素:解熱鎮痛薬に含まれる。鎮静作用により、鎮痛薬の作用を高める。

→鎮静作用により、眠気が現れることがある。

〇〇コデインリン酸塩:鎮咳成分。咳中枢の反応を抑制する。

→咳中枢抑制だけではなく、鎮静作用も有する。

抗ヒスタミン成分:鼻水を止める成分。

→鼻では鼻水やくしゃみを抑制するが、脳では覚醒を抑制する。

上記のように、脳で鎮静作用も併せ持つため、眠気が現れます

必ず眠気が現れるのか?

必ずしも眠気が現れるというわけではありません。

眠気は必要ない効果ですので、薬の設計上起きにくく作られています。

〇〇尿素は、主作用の一部ですが、主な利用は鎮痛薬の効果を高めるためですので、服用する方全員が眠気を引き起こすほどの用量は含まれていません。

〇〇コデインリン酸塩も、鎮咳作用が強く、鎮静作用が弱い成分が用いられています。

抗ヒスタミン薬は、種類によって脳に移行しにくく、中枢抑制作用が弱いものが開発されています

眠気を引き起こす成分一覧の鼻炎薬下の欄は比較的眠気が少ないとされています。

同じ成分でも、眠くなる人、眠くならない人がいるのはなぜ?

体質によって薬の感受性が変わることがあります。

その理由は様々ですが、以下の場合が考えられます。

・薬の感受性の違い:薬の作用は受容体というスイッチに薬が作用することによりますが、その受容体への感受性に個人差があった場合。

・脳への移行性の違い:脳への移行には、トランスポーターという薬を輸送ものを解しますが、そこに個人差があった場合。

・分解、排泄能力の違い:体内で薬を分解する酵素や排出能力に個人差があった場合。

最後に一言

薬を飲んで眠くなりやすい人は、

1:眠くなる成分が入っていない薬を選ぶ

2:以前服用して眠くなってしまった成分を避けて選ぶ

ことをおすすめします。

薬を上手に使うには、主作用と副作用のバランスが大切です。

主作用が十分あり、副作用ができるだけ少ない、自分にピッタリな薬を探しましょう。

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