副作用 鼻炎薬 市販薬のコツ

【薬剤師が解説】点鼻薬がやめられない方必見!鼻づまりをサッパリなくす方法

更新日:

鼻づまりがスーッと解消する点鼻薬ですが、

続けてしまうと常に鼻づまりが気になって仕方がなくなり、ついつい続けてしまうことも…

そのような方におすすめな出来るだけ症状を抑えつつ点鼻薬をやめても鼻づまりが解消される方法をご紹介します。

そもそもなぜ点鼻薬が手放せなくなっているのか?

点鼻薬が手放せなくなる原因は、実は点鼻薬です。

「血管収縮成分」配合の点鼻薬は、長く続けてしまうと反対に鼻づまりを引き起こしてしまうのです。

鼻づまりは、鼻炎によって血管が広がり鼻腔が狭くなることで生じます

「血管収縮成分」は、広がった血管をキュッと引き締めることで、鼻腔を広げてすぐに鼻づまりを解消してくれます。

一方、作用は一時的です。(成分によって違いますが、3〜5時間や6〜8時間)

そして悪いことに、続けてしまうと、鼻が薬に慣れてしまい、

作用の時間が短くなったり、血管が広がったまま(鼻づまり)になってしまいます

そのため、点鼻薬を使っていないと息苦しくなったり、鼻づまりが気になる状態が続いてしまいます

問題となる血管収縮成分には、以下のようなものがあります。

血管収縮成分
ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩、オキシメタゾリン塩酸塩

これらの血管収縮成分配合の点鼻薬の使用は、1〜2週間までにとどめましょう。

点鼻薬を上手にやめる方法

では、鼻づまりをなくして、点鼻薬をキッパリやめる方法をご紹介します。

ステップ1:とある点鼻薬を手に入れる

点鼻薬による鼻づまりをなくすには、点鼻薬をやめなければなりません。

ただ我慢するだけでも、徐々に良くなっていきますが、長く続いてやめられない方は、別な種類の点鼻薬が有効です。

その点鼻薬とは、「ステロイド点鼻薬

血管収縮成分と異なり、鼻づまりの原因となるアレルギー反応の元を抑えてくれるタイプの点鼻薬です。

市販薬では、以下のようなものがあります。

ただし、対象年齢が18歳以上であることや鼻に膿ができている状態では使用できないなど、

血管収縮成分と用法、効能が異なりますので、購入前に必ずチェックしましょう。

ステップ2:今使っている点鼻薬をやめて、ステロイド点鼻薬を使用する

ステロイド点鼻薬が用意できたら、血管収縮成分が入った点鼻薬をやめましょう。

ただし、ステロイド点鼻薬は、速効性が劣ることに注意が必要です。

一方、継続すると徐々に効果が高まり症状が治まってくるため、血管収縮成分配合の点鼻薬の使用は我慢しましょう

血管収縮点鼻薬を2ヶ月以上、7.5年以内使用し続けていた、鼻づまりの患者にステロイド点鼻薬のみを使用させた試験では、1週間以内に8割の方の鼻づまりが解消されたというデータもあります。

ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(ステロイド成分)を含む点鼻薬は、通常1日2回(朝夕)で、最大4回(3時間以上空ける)使用できますので、症状に応じて調節し、症状が軽くなってきたら減らしていきましょう

ただし、花粉シーズン中は、花粉も鼻づまりの原因になるのでステロイド点鼻薬は続けると効果的です。

鼻づまりの原因は様々で、ステロイド点鼻薬が無効の場合があります。

購入の前は、店頭の薬剤師や登録販売者に状況を伝えてお薬を選び、ステロイド点鼻薬を1本使ってみても解消されない場合は、一度医師に相談してください

まとめ

1:血管収縮成分配合の点鼻薬は、長く使うとクセになる。(効果が弱まったり、反対に鼻づまりになりやすくなる。)

2:血管収縮成分には、「ナファゾリン塩酸塩」「テトラヒドロゾリン塩酸塩」「オキシメタゾリン塩酸塩」があり、使用は1〜2週間にとどめる

3:血管収縮成分配合の点鼻薬をやめるには、代わりにアレルギー反応を抑えるタイプ「ステロイド点鼻薬」が有効

4:ステロイド点鼻薬の効果は徐々に高まっていくため、暫くは鼻づまりを我慢。8割の方は1週間以内に鼻づまりが改善。

5:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(ステロイド成分)は、使用回数を症状に合わせて適宜増減。症状が軽くなったら、徐々に減らしていく

最後に一言

薬は、上手に使うことができれば、生活を楽にしてくれますが、誤った使い方をしてしまうと、悪い働きをすることがあります。

血管収縮成分配合点鼻薬も、つらい鼻づまりに速効性が高くすぐに解消してくれるため非常に有効です。

短期間で使うのであれば問題がないのですが、悪い面を知らずに連用してしまうと、反対に鼻づまりになりやすくなってしまいます。

上手に市販薬を活用するには、薬のことをよく知り、自分にあった薬を適切な使い方で使用しましょう。

ドラッグストアには、たくさんの種類の薬がありますが、それはお客様に適したお薬を取り揃えているからです。

店頭には薬の専門家がいますので、少しでも気になることが気軽に聞いてみて下さい。

参考文献:湯田厚司  アレルギー62(12)1623-1630,2013

広告記事下




-副作用, 鼻炎薬, 市販薬のコツ

Copyright© かかりつけドラッグストア , 2019 All Rights Reserved.