薬の疑問

【薬の疑問】薬はどのように効くの?副作用はなぜ現れるのか?

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体の中での薬の働きを簡単に解説します。

生体の防御反応!症状発生までの流れ

体内で鼻水などの症状が現れるまでの流れを簡単に解説します。

風邪のウイルスや、花粉などの異物が体内に入った時、それを排除するような防御反応が始まります。

その際、体で防御反応を起こすように伝える「伝達物質」「酵素」によって作られます。

それが、実際に症状を引き起こすスイッチとなる「受容体」にピタッとハマることで、鼻水などの様々な症状を引き起こします

症状を抑える薬の効き方

薬が効くメカニズムの例を紹介します。

薬は、酵素の働きを阻害して「伝達物質」の生成を抑えたり、症状を引き起こすスイッチになる「受容体」をブロックすることで、症状の発生を抑えます。

多くの薬は、この伝達物質の生成や受容体に作用して効果を示します。

 

副作用はなぜ現れるの

薬の副作用も酵素と受容体が関わっています。

生体内の機能は、ひとつの作用にひとつの伝達物質、受容体が使われている訳ではなく、様々な機能がいくつかの伝達物質、受容体で賄われています

例えば、

伝達物質A=鼻水分泌 伝達物質B=胃酸分泌 伝達物質C=脳の覚醒

ではなく、伝達物質(ヒスタミン)=鼻水分泌(鼻)、胃酸分泌(胃)、脳の覚醒(脳)

といった場合があります。

ですので、薬は1つの成分でも様々な場所に作用する場合があります。

主作用を起こす場所ではないところに、薬が作用した時に副作用が現れます。

 

酵素に作用する薬の場合

薬が作用する場所が、主作用を示す酵素とは、違う似た酵素に働く場合別な場所で別な働きをする場合、副作用が現れる場合があります。

伝達物質生成工場A:主作用(目的の作用)

伝達物質生成工場B:主作用を示す酵素と似た酵素を阻害してしまった場合→副作用が現れる。

例)鎮痛薬の胃腸障害の副作用

伝達物質生成工場C:主作用を示す場所と違うところで働く→副作用が現れる。

(同じ伝達物質でも、作用する場所が違うと異なる作用を示すものがあります。)

 

 

受容体に作用する薬の場合

主作用を示す受容体とは別の作用を示す似た受容体に作用する場合や、別の場所で異なる作用を示す受容体に作用すると副作用を示す場合があります。

主作用:目的の作用を示す受容体に作用する

副作用(例1):目的の作用を示す受容体に似た別な受容体に作用する

副作用(例1):目的の作用を示す受容体とは別な場所の受容体に作用する

例)抗ヒスタミン薬の眠気の副作用(ヒスタミンは鼻水を出す作用もあるが、脳では覚醒に関わっている)

 

 

 

アレルギー反応による副作用

薬は体にとって異物です。

薬が異物として認識され、過剰な免疫反応が起こると、異物を排除しようと薬だけではなく、自身の体にもダメージを与える場合があります。

過剰な免疫反応の初期症状として、かゆみが現れるといったことがあります。

症状が急激に進むことがありますので、気になる症状が現れたらすぐに医療機関に相談することをオススメします。

最後に一言

今回は、代表的な薬の効き方、副作用を紹介しました。

薬の種類によって様々な副作用が起こりえます。

必ず、市販薬に添付されている説明文書を読み、掲載されている症状など気になることがありましたら、

販売店やかかりつけの医師、薬剤師にご相談ください。

 

 

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