成分で選ぶ 保湿剤

【成分で選ぶ】保湿剤のおすすめな選び方

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保湿剤に含まれる成分の特徴から、おすすめな市販薬をご紹介します。

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保湿成分の作用

保湿作用には、2種類あります。

エモリエント効果皮膚表面を覆うことで水分の蒸発を防ぎます。

ワセリン」などの油性基剤がエモリエント効果を示します。水分が多いローションやクリームは油性の軟膏に比べエモリエント効果は比較的少なくなります。

モイスチャライザー効果水分を集め保持します。

代表的な成分では、「尿素」「ヘパリン類似物質」が水分を保持し、保湿作用を示します。

 

保湿剤に含まれる成分

保湿剤にメインで含まれる成分は、「尿素」と「ヘパリン類似物質」の2種類です。

ワセリン

エモリエント効果で水分の蒸散を防ぐ

刺激などが少なく安全性が高い

保湿効果は、尿素、ヘパリン類似物質に劣る

尿素

水分保持能力を持つ

角質を柔らかくする作用を持つ

角層にもともと含まれる天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)

分子量が小さいので角層に浸透しやすい

刺激があるので、傷ついた患部や皮膚の薄いところには適さない

ヘパリン類似物質

水分保持能力を持つ

刺激が少ない

分子量が大きいので角層に浸透しにくい

保湿剤のおすすめな選び方

保湿剤のおすすめな選び方をご紹介します。

1:主成分を選ぶ→「尿素」or「ヘパリン類似物質」

尿素:カサカサ肌や分厚くなっているガサガサ肌におすすめです。ただし、刺激があるので傷ついた肌や、薄い肌にはピリピリ感を感じることがあります。

ヘパリン類似物質:尿素は刺激があるので、傷がある方や、肌が弱い方におすすめです。

2:副成分を選ぶ

状況に合わせて、改善したい症状に合わせた製品を選ぶことをおすすめします。

トコフェロール酢酸エステル:血行促進成分

アラントイン:組織修復成分

ジフェンヒドラミン:抗ヒスタミン成分(かゆみ止め成分)

リドカイン:局所麻酔成分(かゆみ止め成分)

クロタミトン:かゆみ止め成分

おすすめな保湿剤

ワセリン

肌の弱い方、刺激が気になる方は、シンプルなワセリンをおすすめします。

尿素

成分 分類 パスタロンSEクリーム ユリア軟膏 フェルゼアHA20クリーム
尿素 保湿成分 10g 20g 20g
トコフェロール酢酸エステル 血行促進成分 0.5g   0.5g
グリチルレチン酸 抗炎症成分 0.5g    
グリチルリチン酸二カリウム 抗炎症成分     0.5g

パスタロンSEクリーム」は、尿素10%配合で、添加物にセラミド用成分が含有されています。セラミドは、皮膚の細胞間脂質で保湿などに関わっている成分です。

ユリア軟膏」は、尿素20%配合で、軟膏基剤ですので、エモリエント効果もしっかり見込めます

フェルゼアHA20クリーム」は、尿素20%配合で、添加物に保水成分のヒアルロン酸ナトリウムが含有されています。

成分 分類 メンタームEXプラス メンタームEXローション カユピタッククリーム20 カユピタックローション20
尿素 保湿成分 10 10 20 20
トコフェロール酢酸エステル 血行促進成分 0.3 0.3 0.5 0.5
d-カンフル 血行促進成分 1 1    
グリチルレチン酸 抗炎症成分     0.3 0.3
ジフェンヒドラミン塩酸塩 抗ヒスタミン成分 1 1    
ジフェンヒドラミン 抗ヒスタミン成分     1 1
リドカイン 局所麻酔成分 2 2 2 2
かゆみが気になる方は、「ジフェンヒドラミン」や「リドカイン」が含有されているものをおすすめします。

抗ヒスタミン成分」は、刺激やアレルギーなどで放出され、かゆみを生じるヒスタミンをブロックすることでかゆみを抑えます。

局所麻酔成分」は、かゆみの伝達をブロックすることで、かゆみを抑えます。

メンタームEX」は、かゆみ止め成分が配合されている、尿素10%含有の保湿剤です。

カユピタック」は、かゆみ止め成分が配合されている、尿素20%含有の保湿剤です。

ヘパリン類似物質

成分 分類 HPクリーム HPローション フェルゼア ヘパキュアクリーム イハダ ドライキュア乳液
ヘパリン類似物質 保湿成分 0.3g 0.3g 0.3g 0.3g
トコフェロール酢酸エステル 血行促進成分     0.5g 0.5g
アラントイン 組織修復成分     0.2g 0.2g
ジフェンヒドラミン 抗ヒスタミン成分     1g 1g

HPクリーム」「HPローション」は、ヘパリン類似物質のみを含む、シンプルな保湿剤です。

フェルゼアヘパキュアクリーム」「イハダドライキュア乳液」は、ヘパリン類似物質に加え、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン掻きむしった傷を修復するアラントインや、血行促進成分のトコフェロール酢酸エステルが含まれる保湿剤です。

それぞれクリーム基剤と、ローション基剤なので、塗る範囲や使用感の好みで選ぶことをおすすめします。

 

最後に一言

保湿は、しっかり続けることがポイントです。

自分にあった成分のもので、使用感の良い使いやすいものを選ぶことをおすすめします。

参考:各製品添付文書

スキルアップのための皮膚外用剤Q&A

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